9/8 岐阜中・南支部オープン例会 報告者:(有)テヅカ精機 手塚良太氏(長野同友会会員)

9月8日(火)岐阜中・南支部オープン例会が岐阜駅構内にあるハートフルスクエアG(定例会場)で開催されました。「同友会の学びを多くの中小企業経営者に体感してもらう」ためのオープン例会を年3回開催しています。第2回目は岐阜中・南支部合同で設営担当し、(有)テヅカ精機 代表取締役 手塚良太氏(長野同友会会員)にご登壇いただきました。

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参加者85名のうち17名のゲスト(非会員)の方にご参加いただき、「経営者の仕事とは何か」について学びました。

長野県木曽地域のテヅカ精機を率いる手塚氏は、安易な大量採用による離職の連鎖や、売上の大半を占める大口顧客からの発注消失により深刻な経営危機に陥りました。社員アンケートに並ぶ不満や社内の噂話に傷つき、社員を信じられなくなった手塚氏は、資金繰りと雇用維持の重圧から孤独に苛まれ、夜な夜な公園で涙を流す日々を送ります。

地域の倒産史を示した父親から覚悟を促された手塚氏は、自らの手で会社を作り直す決意を固めます。同友会の先輩から経営理念の必要性を説かれ、社員一人ひとりと誠心誠意向き合った結果、彼らが抱く地域への強い愛着と仕事への誇りを知ります。1年に及ぶ対話を経て、新しい企業理念「ものづくりから街づくりへ」を全社員で紡ぎ出しました。

理念をあらゆる意思決定の指針としたことで組織は再生し、目標だった社員100名規模を達成します。理念に共感した社員の発案から、住宅設備や清掃など地域の困りごとを解決する新規事業が次々と生まれ、ボトムアップで自走する組織へと変貌しました。さらに「百草スイーツ」開発など地域全体を巻き込む挑戦を展開し、多数の移住者を呼び込む成果を上げます。

同社は「月曜日がワクワクする会社」を掲げ、多様な人材が輝く課題解決型企業グループを目指して挑戦を続けています。他人のせいにする姿勢を捨て、自らの弱さを認めて「自責」の覚悟を決めた経営者の変革が、理念を通して社員と地域を根底から変える原動力となっています。

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