
8月8日(土)第13期経営指針成文化実践講座 第2講座が同友会事務局で開催されました。「経営理念と10年ビジョンの整合性を図る」をテーマに、(株)濃飛葬祭 鈴木哲馬氏(代表理事)と(有)ウメイチ 梅田益生氏(副代表理事)のお二人に報告していただきました。

鈴木氏は、10 年ビジョンを作成するプロセスは、経営者が自らの過去を振り返り、自らの価値観(我が欲)を再定義し、それを社会や業界の未来予測と統合させる作業です。それは、単なる数字の羅列ではなく、「社長が本気でその未来に行きたいと願い、社員もまたその未来に同行したいと願うよう な物語」を構築することに他なりません。まずは「仮置き」でも良いので、自らの価値観に嘘のないビジョンを描き、社員との信頼関係という土壌を耕し続けることが、成文化への第一歩となると報告されました。

梅田氏は、社員108 名のうち新卒社員が38 名を占めるまでになり、理念に共感する組織へと変化しています。経営指針の作成は「海を渡るための図面」を引くようなものであり、一度決めたら毎年発表し続け、自らが体現し続けることが不可欠であると説明されました。また、変化の激しい現代において、かつての呉服業の枠に囚われず、宿泊業(民泊)などの新しい
分野にも挑戦していますが、その根底にある「記念日のプロデュース」という軸は一切ブレていません。
最後に、「社員の人生を活かすも殺すも、我々経営者の姿勢次第である」という重い責任を強調しました。経営理念とビジョンを成分化し、それを経営者自らが誰よりも熱く体現することで、全社一丸体制を築いていく。そのプロセスこそが、人を生かす経営のスタート地点であると締めくくりました。


